Hyper Command(ハイパーコマンド)とは
Hyper Command の基本機能
弊社開発の高速・大容量ファイル加工編集ユーティリティ「Hyper Command」により
- 大容量の、csvと固定長テキストの加工および編集
- 大容量ファイルを条件指定でソート/抽出/マッチング
が、コマンドベースでプログラムレスで可能になります。
RFID履歴情報、POSデータ、ネットワークログ、アクセスログや勤怠情報などの膨大なデータの処理について、通常では長時間を要するという問題があります。Hyper Command を用いれば、より短時間で集計/加工することが可能になります。
Hyper Command は弊社にて開発稼働実績があるコマンドユーティリティを集大成し製品化したものです。システム開発、運用の現場における経験から、頻繁に求められる機能を49のコマンドにまとめ、コマンドユーティリティとしてご提供します。
また、ソフトウェアの設計の工夫によりコンピュータの性能を最大限に引き出す動作をし、大容量データの加工・分析を、従来の類似のプログラムに比して数十倍から数百倍高速化します。特に4ギガバイトを超える大容量ファイルを扱うソフトウェアとしては、他に類を見ない処理速度で動作します。
処理速度の比較は、当社独自の確認結果によります。処理内容、データ内容、処理環境に大きく変動するものではありますが、試用版をご利用いただき高速処理を体感していただきたいと願っています。
Hyper Command はANSI Cに準拠して作成した実行ファイルをコマンドユーティリティとして使用していただくものです。Hyper Command の開発に当たってはOSの配下での一般的なAPIを使用した作りにしておりますので、OSの性能への影響も含めまして安心して継続的にお使いいただけます。
Hyper Command を活用して・・・
情報システム部門をはじめ、様々な部門の業務で活用できます。
- システム障害などトラブル発生時に実施する大量ログの追跡調査や分析
- 企業戦略策定に使用するデータウェアハウス用データの整形や加工
- 個人情報など保管リスクがあるコンピュータ内情報に対するマスク処理
- 複数の異なる業務システム間におけるデータの大量データ変換
- 漢字コード変換
- コンピュータに保管されている情報の暗号化と復号化
などの実業務に活用いただけます。
1.製品概要
- (1) テキストファイル、CSVファイルに対応したコマンドユーティリティ
-
高速・大容量ファイル加工編集ユーティリティ「Hyper Command」はテキストファイル、CSVファイルに対して検索・抽出、加工・編集を行うコマンド集です。システム開発や運用で想定される様々な局面に対応できるようコマンドユーティリティとして提供します。
- (2) 大容量ファイルを高速処理
-
大容量データを高速で処理します。本ユーティリティを業務バッチに組み込むことにより、飛躍的な性能向上を期待できます。
- (3) バッチ/スクリプトへの適用も、ウィザード画面からの実行も可能
-
コマンドは、バッチ処理に適用することも、ウィザード画面から実行することも可能です。バッチ処理異常終了時のエラー分析や未処理のトランザクションの抽出などの不定型な業務にも活用できます。
- (4) マルチバイト対応
-
マルチバイト対応しています。文字列変換や検索で、誤って漢字データを変換、検索することはありません。
- (5) DOSコマンドライクな簡易な構文
-
Hyper Commandの個々のコマンドはDOSコマンドライクで簡易な構文です。テキストファイル、CSVファイルに対して検索・抽出、加工・編集をコマンドベースで簡単に実施できます。
また、ウィザード画面を使用することにより簡易に直感的な操作が可能です。ウィザード画面で組み立てたコマンド内容をクリップボードに出力し、バッチファイルに貼り付けというようにバッチ/スクリプト作成を支援する機能も標準装備しています。
2.活用方法
Hyper Commandを使用して次のような場面で活用できます。
(1) テストデータのマスク処理
状況
結合テスト実施のために顧客にてテストデータを提供する運びとなった。ベースとなる実データを元にして顧客側でマスクをかける必要がある。
Hyper Command 活用方法
- 対象データがCSVではない場合、CSVデータに変換する
※マスク処理コマンドはCSVファイルに対して処理可能なため。
ただし、全項目をCSV項目として分離せず、マスク対象項目のみのCSVへの分離でも対応可能です。 - コマンドイメージ:
reccsv入力テキストファイル名 出力CSVファイル名 "(項目1バイト数) (項目2バイト数) (項目3バイト数) (項目4バイト数) ・・・" - マスク対象項目にマスクをかける
- コマンドイメージ:
csvmsk入力CSVファイル名 出力CSVファイル名 マスク定義ファイル名 - マスク定義ファイルの内容:CSV項目番号、マスク文字位置、マスク種別を複数レコード定義可能
- 対象データがCSVではなかった場合、テキストデータに戻す
- コマンドイメージ:
csvrec入力CSVファイル名 出力テキストファイル名 "項目1データ変換定義 項目2データ変換定義 項目3データ変換定義 ・・・"
イメージ図

(2) バッチ処理異常時の未処理トランザクションの抽出
状況
夜間バッチ処理において異常終了した処理がある。
エラーログにはエラーになった入力トランザクションのキー項目を出力している。
入力トランザクションが100万件あり、エラーになった1万件を速やかに抽出し、再処理の準備をしなければならない。
Hyper Command 活用方法
- エラーログにキー項目が出力されていて、入力トランザクション、エラーログともにテキストファイルの場合
- コマンドイメージ:
recmat入力ファイル名1 入力ファイル名2 出力ファイル名 "[入力ファイル1のキーの位置と長さ・・・][入力ファイル2のキーの位置と長さ・・・]"
※マッチした入力ファイル名1のレコードが出力されます。
イメージ図

(3) ホームページの引っ越し
状況
既に構築済みのホームページのサーバを引っ越しすることになった。
HTML、CGIファイル等ディレクトリを書き換えるべきファイルが多数ある。
Hyper Command 活用方法
- ファイル名指定だけでなく、ディレクトリ名指定も可能
ディレクトリ名を指定すると、その配下すべてのファイルが置換対象となります。 - コマンドイメージ:
chgstrファイル名 置換前文字列 置換後文字列
このコマンドにより、ホームページの引越しやメンテナンスで、アドレスや文言の修正を簡単に行うことができます。
(4) 改行なしの固定長データに改行コード挿入
状況
ファイル転送ミドルウェアを用いてホスト側のデータを加工する。
ホスト側データは固定長データであるが改行コードがなく、データ処理するにあたってはレコードごとに改行コードを挿入する必要がある。
Hyper Command 活用方法
- 改行文字がないファイルに指定バイト単位に改行文字を挿入する。
- コマンドイメージ:
verfix2入力ファイル名 出力ファイル名 バイト数
(5) バッチ処理へのHyper Command適用による処理高速化
テキストファイル、CSVファイルに対するデータ加工を高速で処理できることを活かし、Hyper Commandをバッチ処理に適用することによりバッチ処理の高速化を図れます。
DB投入前のテキストデータ、CSVデータに対する処理部分が適用対象となります。
データの整形だけでなく、データの抽出、マッチング、集計といった実処理もHyper Commandで実現可能です。
バッチ処理の構造や処理内容によって、Hyper Command適用の可否は異なってきますが、概ね次のような処理でHyper Command適用により処理の高速化を期待できます。
特に、大容量ファイルを扱う処理について効果が大きいでしょう。
高速化が期待できる処理内容
- テキストファイル、CSVファイルのソート
CSVの場合、項目番号を指定、テキストの場合、ソートキーの桁位置、長さを指定してソートできます。
使用コマンド:
sortcsv、sorttxt - マッチングによるレコード抽出
2つのファイルのキー項目指定によるマッチングによる抽出です。
2つの入力ファイルでマッチングを行い、マッチしたレコードが出力されますが、指定した入力ファイルの内容、レイアウトで出力されます。
マッチングイメージ

使用コマンド:
csvmat、recmat - 集計キー指定による集計
集計キーと集計対象項目を指定することで簡単、高速に集計結果を取得できます。集計キー、集計対象項目ともに複数の指定が可能です。
集計イメージ・・・テキストファイルの場合

使用コマンド:
csvcmp、reccmp - 抽出条件/キーワードによるレコード抽出
種々の情報が混在しているログファイルからの特定の情報の抽出、固定長のテキストファイルやCSVファイルから条件指定によるレコードの抽出など、抽出条件、または、キーワードを指定することで簡単に抽出できます。
使用コマンド:
csvsel、recsel※
csvsel(CSVファイル用の抽出)は、指定された抽出条件を文字列として処理します。 - マッチングによる項目の合成
2つのファイルのキー項目指定によるマッチングによる項目の合成(結合)です。
2つの入力ファイルでマッチングを行い、マッチしたレコードに項目が合成されます。
マッチングイメージ

使用コマンド:
trnmst - レコードの変換・整形
テキストファイル、CSVファイルに対するレイアウト変換や項目追加、CSVデータから固定長テキストファイルへの変換、固定長テキストファイルからCSVファイルへの変換等を行います。
使用コマンド:
csvexp、csvedt、recedt、csvrec、reccsv - 漢字コード変換
JEF(富士通漢字コード)、UTF-8、UTF-16とShift-JISの変換をします。
使用コマンド:
jefcnv、utf8cnv、unicnv
3.基本機能
Hyper Commandで提供されるコマンドは、次の通りです。
Hyper Command機能一覧
| コマンドカテゴリ | コマンド | コマンド機能 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| 文字置換 | 1 | chgcsv | CSVファイルの文字列を一括変換する | |
| 2 | chgstr | ファイルの文字列を変換一括変換する | ||
| 3 | chgstr2 | ファイルの文字列を変換リストにより一括変換する | Winのみ ※注 |
|
| 4 | upper | 大文字への一括変換 | ||
| 5 | lower | 小文字への一括変換 | ||
| データ抽出 | 6 | csvsel | CSVファイルから条件に一致するCSVデータを抽出する | |
| 7 | csvsel2 | CSVファイルから条件に一致しないCSVデータを抽出する | ||
| 8 | recsel | テキストファイルから条件に一致するテキストデータを抽出する | ||
| 9 | recsel2 | テキストファイルから条件に一致しないテキストデータを抽出する | ||
| 10 | filsel | テキストファイルの任意のレコードを抽出する | ||
| 11 | filsel2 | 固定長の大容量テキストファイルの任意のレコードを抽出する | ||
| 12 | binsel | バイナリファイルの任意のデータを抽出する | ||
| ソート | 13 | sortcsv | CSV項目をキーに指定してソートを行う | Win、Linux、AIXのみ ※注 |
| 14 | sorttxt | テキストファイルのソートを行う | ||
| 15 | mergecsv | ソート済みCSV形式ファイルをマージする | ||
| 16 | mergetxt | ソート済みテキストファイルをマージする | ||
| マッチング | 17 | csvmat | 2つのCSVファイルをマッチングして一致するCSVデータを抽出する | |
| 18 | csvmat2 | 2つのCSVファイルをマッチングして一致しないCSVデータを抽出する | ||
| 19 | recmat | テキストファイルをマッチングして一致するテキストデータを抽出する | ||
| 20 | recmat2 | テキストファイルをマッチングして一致しないテキストデータを抽出する | ||
| レイアウト変換 | 21 | csvexp | CSVファイルの任意の項目をパターン変換する | |
| 22 | csvedt | CSVデータのレイアウトを任意の形式に変換する | ||
| 23 | recedt | テキストデータのレイアウトを任意の形式に変換する | ||
| 24 | recspl | テキストデータのレコードを複数に分割する | ||
| データ形式変換 | 25 | csvrec | CSVデータを固定長のテキストデータに変換する | |
| 26 | reccsv | 固定長のテキストデータをCSVデータに変換する | ||
| 27 | verfix | 可変長のテキストデータを固定長のテキストデータに変換する | ||
| 28 | verfix2 | 改行文字のないファイルに指定バイト単位に改行文字を挿入する | ||
| ファイル分割・結合 | 29 | filspl | ファイルを分割する | |
| 30 | trnmst | 2つのファイルをキー指定で結合する | ||
| データ集計・重複調査 | 31 | csvcmp | CSVデータの項目を集計(マージ)する | |
| 32 | csvcmp2 | CSVデータの重複項目を削除する | ||
| 33 | reccmp | テキストデータの項目を集計(マージ)する | ||
| 34 | csvdup | CSVファイルの重複レコードをカウントする | ||
| 35 | recdup | テキストファイルの重複レコードをカウントする | ||
| 項目値検査 | 36 | patmat | ファイルをパターン定義で検査する | |
| データマスク | 37 | csvmsk | CSVデータの項目をマスクする | |
| プリプロセッサ | 38 | prepro | プリプロセッサ | |
| コードコンバータ | 39 | jefcnv | JEF,UTF-8,UTF-16とShift-JISの相互コンバータ | |
| utf8cnv | Winのみ | |||
| unicnv | ||||
| 日数計算 | 40 | calymd | 基準日からの日数の加減算を行う | |
| プログラム起動 | 41 | ftpmgr | ファイルの出現を契機にプログラムを起動する | |
| 42 | timmgr | 時間指定でプログラムを起動する | Winのみ | |
| リモートシェル | 43 | rcvjob | クライアントからサーバへプログラムの実行を依頼する | Winのみ |
| sndjob | ||||
| レコード調査 | 44 | fildmp | ファイルを16進数でダンプする | |
| 45 | reccnt | ファイルのレコード数をカウントする | ||
| 46 | lincnt | ファイルのレコード数をカウントし標準出力に表示する | Winのみ | |
| ファイル削除 | 47 | fildel | 指定された期間を経過したファイルを削除する | |
| 試験データ作成 | 48 | crtfil | 大容量の試験用のダミーデータファイルを作成する | |
| crttxt | ||||
| crtcsv | ||||
| ファイル暗号化 | 49 | rjnenc | ファイルを暗号化,復号化する |
※注:コマンドウィザード画面にはありません
4.対応OS
Hyper Commandは次のOSに対応しています。
Hyper Command対応OS表
| 対応OS | 対応状況 | |
|---|---|---|
| Microsoft® Windows® (IA32およびx64) |
Windows 2000 Professional | ○対応 |
| Windows 2000 Server | ○対応 | |
| Windows Server 2003 | ○対応 | |
| Windows Server 2008 | ○対応 | |
| Windows XP Professional | ○対応 | |
| Windows Vista Business | ○対応 | |
| Windows Vista Ultimate | ○対応 | |
| AIX | AIX 5L | ○対応 |
| AIX 6.1 | ○対応 | |
| Solaris | Solaris 10 (UltraSPARCベース) |
○対応 |
| Solaris 10 (IA32およびx64) |
△予定 | |
| HP-UX | HP-UX 11i | ○対応 |
| Linux (i686およびx86-64) |
Red Hat Enterprise Linux 5 | ○対応 |
| Red Hat Enterprise Linux 4 | ○対応 | |
| SUSE Linux Enterprise Server 9 | ○対応 | |
| SUSE Linux Enterprise Server 10 | ○対応 | |
MicrosoftおよびWindowsは、米国におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。
Windows Serverは、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
AIXは、IBM Corporationの登録商標または商標です。
Solarisは米国Sun Microsystems, Inc.の登録商標です。
LinuxはLinus Torvalds氏の米国及びその他の国における登録商標あるいは商標です。
Red Hatは、米国およびその他の国における Red Hat, Inc.の商標または登録商標です。
SUSEは日本におけるNovell, Inc.の商標です。
HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
5.試用版ダウンロード
*ご使用期限はインストール後30日間となっております。
*注意事項
本製品に含まれる暗号化モジュールは米国の再輸出規制の対象です。次の内容を必ずご確認ください。 "私は、(A)キューバ、イラン、リビア、スーダン、北朝鮮、シリアの国民または居住者でなく、また、(B)米国財務省の特別指定国民リストあるいは米国商務省の輸出禁止リストに掲載されている者に該当しません。"
上記【注意事項】に同意して ダウンロード
試用版のご使用期限を過ぎた方で延長キーをご希望の方は、下記のお問合せ窓口
e-it1newbiz@it-one.co.jpへメールを送信ください。
またメールには以下の情報を記載してください。
- 会社名
- 部署名
- 氏名
- TEL
6.自習教材ダウンロード
Hyper Commandの各コマンドをご自分でお試しいただけるよう自習教材をダウンロードしてご利用いただけます。
コマンドスクリプトと入力データ、出力データ、実行ログをセットで提供していますので、実際に作動してみることも資料ベースでの自習も可能です。
詳細はダウンロードファイルを解凍して、「Hyper Command_自習用教材構成説明」ファイルを参照してください。
Hyper Command 自習教材を ダウンロード
7.パンフレット Download
Hyper Command のパンフレットをダウンロードしていただけます。
☞ リンクをクリックしてファイルを ダウンロード
☞ またはクリックして 別ウィンドウで表示
8.各種情報
【2009年10月05日】 キーマンズネット
アイ・ティー・ワン、コマンドユーティリティに新ソート機能搭載
【2009年10月01日】 株式会社アイ・ティー・ワン
『Hyper Command Ver.1.5』発売のお知らせ ~新次元のソート機能(Hyper Sort)を搭載~
オンラインでのご購入 - エンドユーザー企業様向け
ComponentSource Co.,Ltd.
<コンポーネントソース>
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